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中二病7話 覚書

中二病7話にいろいろ考えるところがあったので、覚書。
半分くらいは自分用メモ。

・六花の過去
(1)父親の死
折り返し地点のシリアス回ということで、六花の過去が判明。
六花の父親は三年前に病死していた。父親の配慮なのか、六花は病気のことを知らされていなかったため、父親の死は六花にとって突然の出来事であり、幼い六花はそれを受け入れることができなかった。

(2)見つけた不可視境界線
パパがいなくなったその夜、六花は不可視境界線の向こうにパパを見つける。
それは漁船の灯か何かだったのだろうが、六花は「パパは境界線の向こうから私を見ている」と信じた。
もちろん、誰もそれを相手にしてはくれなかった。姉も、母親も、祖父母も。
そして二年前、母親は十花と六花を父親の実家に置いて失踪する。

(3)邪王真眼の誕生
父親の実家に住むようになってからも、六花は相変わらず不可視境界線の向こうにパパがいると信じ続け、パパを探し続けていた。
しかし、厳格な祖父はそんな六花の態度を受け入れられない。やがて十花も就職で祖父母の家を離れる。
そんな環境に、六花は次第に追い詰められる(曰く、不可視境界線の存在を無効化する結界が貼られ精神攻撃及び負荷が増大)。
結界を破るため、つまり現実を認めずにいるための武器として手に入れたのが邪王心眼だった。
そして、そのまま月日が流れ、六花は未だに中二病のまま。

・十花について
(1)十花の懸念
六花の姉、十花には一つの懸念があった。
それは、六花が「拠点」と称する家族4人で過ごした家に行きたがっていること。
十花はどうしてもそれを阻止しなければならなかった。なぜなら、家は既に売地になっており、十花はそれを知っていたから。
未だ父の死という現実を受け入れていない六花が、かつての「拠点」の惨状をみれば傷つくであろうことは自明であり、十花はそれは避けたかった。
夏休みの帰省に勇太たちを連れてきたのは、六花が「拠点」を訪れようとするのを勇太に止めてもらうため。元中二病でその事を恥じており、かつ六花が懐いている勇太ならば、立花の暴走を抑えてくれると考えたから。
……と、捉えるのが素直なのかもしれないが、どうも違う気がする。
むしろ十花は、勇太が六花を連れ出すことを予見していたのではないだろうか。

(2)不可解な行動
思えば、十花の今までの行動には不可解なところがある。
十花が六花に現実を受け入れてほしいと願っていることは間違いない。しかし、本気で六花の中二病を矯正したいとまでは思っていなさそうなのである。
まず、本当ならば六花の中二病など、相手にする必要はないのに、わざわざおたまを片手に、六花の「敵=プリーステス」として戦ってあげている。また、高校に進学する六花を引き取って二人暮らしを始めたことも、実家という(六花にとっては)厳しい環境から脱出させることによって、結果的に六花の中二病を促進することになっている。
父親の死を受け入れたくなかったことは六花と同じ。ただ、六花より少し大人だったからその現実を理解できたに過ぎない。六花の心中を誰よりも理解しているからこそ、あえて六花の中二病を全否定することはなかったのではないか。
六花には現実を受け入れてもらいたいけれども、六花の思いを全否定したくはないというパラドックス。悪く言えば中途半端な態度で六花に接する理由はここにあるように思える。

(3)真の理由
しかし、十花は今回荒療治に出ようと考えた。家族で過ごした家が売地になっているという現実を六花に突きつけることで、父親の死を受け入れさせようとしたのである。
そうすることができた理由は、もちろん勇太の存在だ。
先述の通り、現実を受け入れられないままの六花に売地を見せることなどできなかった。しかし、今の六花には一人ぼっちではない。たとえ六花が傷ついても、支えて癒してくれるであろう「契約者」がいる。
勇太を連れてきた本当の理由はそこにある。

・姉妹対峙
十花の目論見通りか否かはともかく、ダークフレイムマスターは最強だった。
勇太は契約者である六花の望みを叶えることを選び、結果として、六花は見たくなかったものを見ることになってしまう。
呆然と立ち尽くす六花の前に現れる十花。
彼女は再び「敵」を演じて、六花に現実を突きつける。
「これが現実だ。パパはもういない」
六花は、お馴染みの"呪文"を叫ぶ。
「爆ぜろリアル、弾けろシナプス、バニッシュメント・ディスワールド!」
いつもと違う意味での痛々しさが、そこにはあった。
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テーマ : 物書きのひとりごと
ジャンル : 小説・文学

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まとめ【中二病7話 覚書】

中二病7話にいろいろ考えるところがあったので、覚書。半分くらいは自分用メモ。・六花の過去(1)父親の死

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