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SS『ほしふり』

ようやく、ようやくSSを発表できます。
本当は、200冊記念のためも短編のつもりだったのだけど、あれよあれよと話が膨らんでいき、気が付いたらパーソナル最長記録更新と相成りました。

SS『ほしふり(前編)』
SS『ほしふり(後編)』

長いので二つに分けました。

テーマは七夕。
本当は7月7日に間に合わせるように作ったSSなのですが、もちろん間に合わず。スレの200冊達成ももう少し後だったので、旧暦七夕の8月7日に照準を合わせていました。
目標としては、前半はSOS団らしさというか原作らしさを表にだすようにしてます。なので前半は殆ど長門さんは喋りません。とはいえ、動かすのが苦手なみくるはやっぱり空気だったりしますが…
後半はいつものラブコメ。とにかく長キョンさせてます。特に終盤はキャラ崩壊といわれても言い返せないかもしれないw
長いというか冗長な作品で読むのも大変かと思いますが、ぱぱっと読み流すだけでも構わないので一度読んでいただけると嬉しいです。

さて、せっかくのブログスペース。ただリンク張って終わりというのもなんなので、裏設定やNGシーンをこっそり書いてみようかと。
というわけで、以降の記事は本編を読まないとわけわからんと思いますw

クリックねたばれ。

<裏設定>
以下、作品の隠れ設定だとか作者の意図とかをつらつらと。

・俺に与えるべきだった一物を、間違えてハルヒに渡してしまったのだ。
非常にヤバい意味に取られる可能性があるので悩んだのですが、他に良い表現が無かったので仕方なく。耳年増になったのも生徒会役員共の弊害でしょうか。

・弁当箱にカマドウマの死体が入ってたような顔
このSS書いてた頃、作ったカレーの器にカマドウマがダイビングするという悲劇があったのでつい。

・「――デネブだけ一人ぼっちなんて、可哀想じゃないの」
作品の根幹となるハルヒの台詞。
ハルヒは無意識に、一人ぼっちのデネブを誰かと重ね合わせていたのかもしれません。

・古泉の願い
「僕にとっての幸福があなたを不幸に~」
何か伏線臭いですよね。実際、当初はそのつもりで書いていたので古泉パートはもう少し長かったです。ただ、古泉まで絡めると収拾がつかなくなりそうだったので、今回は意味ありげな台詞で留めています。
要は、長門さんの願いが叶えばハルヒが不幸に、だとかそういうアレ。

・「保全」「進歩」
去年の「調和」「変革」とも似ていますし、長門さんのアンビバレンツな心境を表しているともいえます。

・ハルヒの三つ目の短冊は?
「キョンと~」関係…ではありません。その理由は後述。
キョンに見せろと言われて焦った理由は、本当に見せたくなかったのでもあれば、帰宅の理由付けでもあります。
「SOS団のみんなとずっと一緒に」みたいな恥ずかしい中身と仮定すれば上手く収まるでしょう。ですが、いずれにせよ本筋には関係ない要素(マクガフィンっていうんだっけ?)なので、結局のところ中身は何でもいいのです。

・ハルヒの唐突な帰宅の理由
裏設定では、長門さんは事前にハルヒと話を付けています。
家に招待することも、料理を作ることも、キョンに想いを伝えることもハルヒは承知の上でした(もっとも、長門さんは最後の一歩を踏み出せませんでしたが)。
今年のハルヒの行動は、多分に演技も含まれていたものでした。キョンが不思議に思わなかったのは、去年のハルヒが本当に情緒不安定だったからでしょう。つまり、部室に二人が残ったのも予定調和。
ここら辺を後日談で書く予定でしたが……やっぱ要らないかな。

・「返事を聞いたのは爪先ではなかった」
これは非常にわかりにくい比喩表現でした。
消失に「俺の爪先が返事を聞いた」という表現があります。消失長門さんが俯いていたという意味。長門さんはあの時と同じ台詞を言いながら、目はキョンを見据えていた。キョンにしかわからない、消失長門と長門さんの違いを表現したかったのですが…ちょっと失敗だったかもしれません。

・長門有希の戸惑
キョンに何故そこまでして俺を助けようとするのかと問われ戸惑います。もちろん、それを伝えるために呼んだのだから、そこで言っても良かったはずですが…
結局言えずに、屋上へと招待することで場を流します。このあたりに彼女の無言の葛藤があったのでしょう。

・長門有希の運命論
もうここに来ると完全に本心に反した行動。
もっともらしい理由付けをして諦めようとしてしまう長門さん。ただ、こういうところも非常に人間らしい部分だと思うのですよね。悩むという行為は人にしかできないといいますし。

・星空
いくら空気が澄んでいても、都会で天の川なんて見えませんよね。もしかしたら、星空が見たいがための長門さんの情報操作だったのかもしれません。

・キョンにとってのハルヒ
キョンがハルヒを魅力ある異性として見ていることは疑いようがないでしょう。ただ、キョンには相対的にそれ以上の魅力を持つ存在がいた。

・長門さんの赤裸々告白
最後までどうするか悩んだ場面。
ぶっちゃけ、キャラ崩壊もいいところですからね。ただ、キョンを初めて家に呼んだ時だとか、ワンダリングシャドウの時だとか、喋るときは喋るのが長門さんなので、こういうのもいいかなと思い。
受け入れられることを知って初めて伝えられる自分を卑怯だと思っているからこそ素直に言えた、なんて内面描写も当初はありました。

・夏の大三角関係
このSSで一番書きたかった部分。
劇場版消失以来、アルタイル・ベガ・デネブをキョン・ハルヒ・長門に重ねてやまない自分がいます。「たったひとつの冴えたやりかた」の舞台がデネブ図書館だとかいう憎い小ネタまで織り交ぜられては黙ってられません。
デネブは大三角に数えられているのに、一人だけ遠いところにいるんですよね。そして、ハルヒとキョンに対し、一人だけ人間ではない長門さん。重なる部分は少なからずあります。
一言でいえば、この作品は一人ぼっちの白鳥を鷲が救いだす物語でした。


何というか、自分の作品の解説って滅茶苦茶恥ずかしいですね。ここまで書いて結構後悔してますw
それでは次にお蔵入りになったシーンを。

<NGシーン>
長門の部屋に入る前の一幕。
本筋にまったく関係ないのと、あまりに唐突な登場だったので結局削除しました。

 階数表示を見上げながらエレベータを待っていると、小さな爺さんが声をかけてきた。去年ハルヒと初めてこのマンションに来た際に一度会ったことがある。確かこのマンションの管理人で、転校した朝倉についてハルヒに根掘り葉掘り聞き出されていた。
「こんばんわ、有希ちゃん」
 こくりと頷く長門。爺さんは長門の脇に立つ俺に目線を写し、
「そちらのお兄さんともどこかで会ったかのう?」
「ええ、以前お会いしてます」
 相変わらず耳が遠い爺さんに何度も聞き返されながら、自分は長門と同じ部活の人間であること、以前ここに住んでいた朝倉涼子と同じクラスでもあること、彼女が転校した日にここを訪問した際に会ったことを説明した。
「おお、思いだした、思いだした。確か、めんこい娘さんと一緒じゃったのう」
 ハルヒのことがよっぽど気に入っているのか、爺さんはえらく機嫌良さそうに、
「あの娘さんは元気でおるかな?」
 ええ、元気すぎて困るくらいですよ。
「それはええ、若くてめんこい子に囲まれて羨ましいのー」
 そのあたりは俺も恵まれているとは思う。ハルヒや長門が「若くてめんこい」に該当するのは言うまでもないし、更に、この爺さんは知らないだろうがSOS団には朝比奈さんという最終兵器までいるのだから。そんなことを考えていると、爺さんが余計な事を言い出した。
「有希ちゃんも彼氏を取られないように気を付けんとのー」
 俺がいつ長門有希の彼氏なる称号を手に入れたのかはわからんが、管理人の爺さんの頭の中ではそういうことになっているらしい。当の長門は一瞬ぴくりと頭を動かしたものの、隣に立っている男の肩書きなんてどうでもいいとでも言わんばかりの無表情で突っ立っている。
「いや、俺は別にそういうのじゃ」
「あの有希ちゃんが最近は挨拶を返してくれるようになったんじゃて。心なしか明るくなった気もするわい。これも少年のおかげかのー」
 長門の代わりに弁解する俺を遮ると、白髪の管理人は言いたいことだけ言って、その居室である管理人室へと戻っていった。
 まったく、なんで俺の周りには人の話を聞かない奴ばかり集まるんだ?


…うん、やっぱり入れなかった方がいいと思う。自分でもw
長門さんの変化って意味で書いたパートだったのだけれども、そこは手料理とかとダブってしまいますし。

さて、ここまで読んで頂いた方、本当にありがとうございました。
少しずつでも文章を書いていくように頑張りますので、月に一回くらいでいいので訪れてやってくださいな。

それでは。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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No title

面白かった!
本当におつかれさまでしたっ。
100の質問でえたーなりそうになってたやつですね!(使い方あってる?)

感想はだいたい述べたとおりですが!
とにかくキョンっぽい言い回しと、メンバーの描写が上手かった!
いつも思うけど、ハルヒが特に上手いと思うですよ。
「夜中の天気より興味ないしね」が個人的に超つぼw
あと、ハルヒがふんふんと、朝比奈さんがうんうんとの所がとても好き!w
そういったところがすごい上手いなーと思いました。

>裏設定
>・ヤバイ意味
敢えて書かなきゃ、これっぽっちも変な意味に捉えなかったのに!w

あのカマドウマ事件のトラウマが生かされている!w
物書きは全てがネタになるのですね(`・ω・´)キリッ

古泉君のところは、ハルヒへの恋心のことを言っていたのかと思ってました。
もちろんそちらの意味もあって尚、長門さんとハルヒのことを言っているのかもしれませんが。

SS紹介のやつで、ハルヒは長門さんの行動を知っていたとは感じ取れました。
どういう話し合いがあったのかは興味が尽きないところですが(じろじろ)

>俺の爪先が返事を聞いた
この表現を意識したことは多分なかったかも。谷川先生は表現の仕方が特殊ですよね。面白いなぁ。
そうかー、そういった対比も考えているのってすごいなぁ。

大三角だけじゃなくて、悪夢を絡めてるのがいいなぁと思ったですよ。
ほんと、色々絡めて書くのは醍醐味でもあり、同時にまさしく産みの苦しみだったでしょうが、ほんとお疲れ様でした。

>NG集
そしてそこまで書いて消す勇気!
他にはないの?(にやり)

こういう作品を読んでると、また自分も書きたい!という気持ちがむくむくと沸いてきますねー。
万年ネタぎれなんですが(><)
次も楽しみですよ!

No title

・ししゃもさん
どうもありがとうございますー。
エターなりそうになったのとはちょっと違いますねw
そのSSから拝借してきたシーンはあるのですが。

>ハルヒが上手い
そうなのでしょうか?
あまり好きなキャラクターじゃないだけに、客観的に見れる部分があるのかもしれませんね。
あるいは本当は好きなんだけど素直になれないだけとかかw


>古泉
その構想もありました。
そんで、屋上でキョンにハルヒの気持ちにも気付かせて、二者択一の状況に「古泉の言ってることがわかった」みたいな流れにするつもりだったのですが。
あんまりハルヒを蔑ろにしたくもなかったので、予め話を付けてたって設定に路線方向したのですよね。
ご都合主義なのですが、ハルヒさんに納得してもらった上での設定の方が書きやすかったw

NG集はとりあえず打ち止めでw
後日談は少し落ち着いたら書いてみるやもわかりません。


・ハチルさん
やはり私が耳年増なだけのようですねえw

>ハルヒの演技
あくまで裏設定ですからねw
「恥ずかしいこと書いてたのか」と思わせればしめたものかなーと。
ただ、ちょっと不自然だったような気もします。気が向いたら少し修正するかもしれません。

>夏の大三角
多分にこじつけもありますけれどねw
ただ、ハルヒシリーズは七夕伝説をオマージュしてる気はしますね。
それだとすると、やはりメインヒロインはハルヒってことになるのでしょうが、そこにイレギュラー的に現れたのが長門さんなんだと思うのですよね。

ずっと温めてたネタの一つなので、もう少し上手く書きたかったって気持ちはありますが、とりあえずは出来あがったことに満足してますw

読んで頂いてありがとうございましたー!

No title

ほしふり

非常に面白ったです!読みやすく、原作を逸脱しないでまとまっていたと思います。
更なる活躍を影ながらですが、お祈りしています。

SS作者を追いかけてコメントしたのは初めてです。それくらいよかったです!

No title

>ゆうきさん
読んで頂いてありがとうございます!
お世辞でもそんなに褒められるとくすぐったいですw

前半は特に原作っぽさを意識して作ったので、原作を逸脱していないと言われると安心します。後半はちょっとやりたい放題やっちゃった感じなので、そこら辺を次回に生かせればなーと思っております。
もう少しで次のSSを上げれると思うので、その時はまた読んで頂けるとありがたいです。

それではー
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プロフィール

ながといっく

Author:ながといっく
長門スキーなSS書き。
最近は忙しくてあまり書けていない(´・ω・`)

連絡先はこちら。
nagatoeic●hotmail.co.jp
(●を@に変えてくださいませ)

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