そらはゆきいろ　俺妹最終巻の感想

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本文: 俺妹終わっちゃいましたねー。残念です。個人的にはまさかの妹END。しかもキスシーンまで。これだけ売れて、アニメでやるってわかっている作品に、しかもこのご時世で、よく入れたなぁとびっくりしました。桐乃スキーなので、思いが届いたっていうのは、それは嬉しかったんですが、でも京介はそれを受け止めるだけで、返しちゃいけなかっただろうとも正直思いました。中学卒業したら、俺妹は終わると前から作者の方が言っていたのは、”中学＝子供時代の終わり”で、そういった感情からも卒業するから終わりになるんだと思っていたのです。そりゃフィクションであれば、妹ENDだってなんだって楽しめるんだろうけれど、当人達の間ではもちろん現実であるわけで。結局別れるという選択を選ぶしかなかったのもわかるけれど、ホームコメディはどこいったんだふさたん！という感想を抱きました。それでも一応フィクションであるがゆえのサービスも残ってはおり（御鏡君の、健康とお金と～の件と、願い事の使い道）、今後二人の関係はどうにでもなるぞーという想像の余地を与えてくれて、そこらへんの描き方はうまかったなぁとも思いました。だけれども、やっぱり京介の気持ちが唐突過ぎるような気がしてなりません。黒猫を選んだようにみせたかったり、あの見開きをやりたかったんだろうなということはわかりますが、せめて告白シーンぐらいで、どう惹かれていったのかをもう少し掘り下げて欲しかったでございます。京介は誰とつきあっても、幸せになれる人だと思うので、だからこそ、桐乃じゃなければ駄目だった、その気持ちの過程が知りたかったなぁ。１２冊全部に描かれていたのかもしれないけれど、でも、他の子への思いは正直なのに、桐乃に対してはフィルターかかりまくっていて、いまいちピンと来なかったです。黒猫も麻奈実も、あやせも、ついでに加奈子と櫻井ちゃんも可哀想でした。特に黒猫（とついでに櫻井ちゃん）は、京介以外で相手が務まるのか不明なだけに（PSPの桐乃ルートの黒猫は、友達も出来ないのに、彼氏なんて出来るわけないでしょう的な発言をしていた）、今後恋愛を出来ないだろう京介、桐乃と併せて切ない気持ちになります。みんながそれぞれ、納得出来る将来を進んでいってくれればいいのですが。１０年後のお話で、そこらへんをぼんやりといいので描いてくれたらいいなぁと思ってます。とはいっても、BDやDVDは買うつもりはないんですけどね。すごく気になりますが（´・ω・｀）なんだかまとまりのない文章になってすみません。それではまた。
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